RENOD-027 【AIリマスター版】東京GalsベロCity27 接吻とギャルと舌上発射 RUMIKA

RUMIKAは2000年代後半から2010年前後にかけてAV界で鮮烈な存在感を放ったギャル系AV女優。芸名が全てローマ字というインパクトだけでなく、そのビジュアル、キャラ、プレイすべてにおいて“強さ”と“自由さ”を感じさせる稀有な存在だった。小麦色の健康的な肌、スレンダーながら女性らしさをしっかり感じさせるスタイル、そしてなにより見た者の記憶に残る笑顔と表情の豊かさが彼女の最大の武器だった。

いわゆる「ギャルAV女優」の中でも、RUMIKAは本当に“ナチュラルなギャル”だった。作られたキャラではなく、私生活からして素でギャルだったような空気をまとっていて、インタビューや素のシーンでも、サバサバした口調や自然体の仕草がめちゃくちゃリアル。台本ありきの演技ではなく、その場のノリで動いてるような自由さと勢いが作品に出ていて、見てる側は「なんか本当に楽しそうにやってるな」と思わせられる。そこが他の女優とは違うし、人気が長く続いた理由でもある。

プレイの幅も広く、制服モノやナンパ系の“若さ”を活かした作品から、痴女系、レズモノ、スカトロやスパンキングなどマニアックなジャンルにも果敢に出演していた。特に痴女モノではその天性のノリの良さが炸裂していて、責めることに快感を覚えているような、ある意味で“演技じゃないエロさ”があった。相手を翻弄しながらも、自分自身も楽しんでいるようなスタイルは、見ていて気持ちいいし抜きやすい。媚びない強さと、でも決して冷たくはない温度感。それがRUMIKAのエロさの本質だと思う。

当時の作品では、企画モノでも彼女が出てくると一気に“作品の空気が変わる”感じがあって、同じジャンルでもRUMIKAがいるだけで面白くなる、抜ける、飽きない。そういう独自の存在感を持っていた。女優の中には「かわいいけど印象に残らない」というタイプも多い中で、RUMIKAは一発で覚えられるし、久しぶりに名前を見かけてもすぐに“あのノリ、あのテンション”が頭に浮かぶ。それくらいキャラが立ってた。

さらに、彼女の最大の強みは“感情のスイッチ”の切り替えが上手いこと。普段は明るく笑ってるのに、プレイに入ると目つきや声が一気に変わる。そのギャップにやられる人が続出した。特にフェラシーンでは、カメラ目線の使い方がエグいほど上手くて、視聴者に向かって“自分にしか見せてない顔”をしてるような錯覚に陥らせる。しかもそれが計算なのか、素なのか分からない。そういう“曖昧さ”が、むしろ生っぽさとリアリティを生んでいた。

作品によっては、ハードな責めに泣きながらも快感に溺れていくような演技を見せるものもあり、ただの元気系ギャルではない“深さ”を感じさせることもあった。単にテンションが高いだけじゃなく、感情の起伏やエロの表現に奥行きがあるから、何本観ても飽きないし、シチュエーションによってまったく違う顔を見せてくれる。ギャルというジャンルに属しながら、それを飛び越えるだけの幅とスキルを持っていた女優だった。

活動期間中は、いくつかの大手メーカーに出演しつつ、シリーズ作品や人気レーベルからのリリースも多く、ファンからの支持も非常に高かった。特に当時のギャル系女優ブームの中でも、RUMIKAは群を抜いて人気があり、後に続くギャル女優たちにも影響を与えている。彼女の登場以降、“ギャルは明るくてエロくて強い、でもどこか可愛い”というイメージが定着した感すらある。

惜しむらくは、彼女の活動期間がそこまで長くなかったこと。突然姿を消すように業界を離れ、その後はほとんど表舞台に出てこなかったため、“伝説化”してしまった側面もある。だからこそ今もなお復帰を望む声があり、中古DVD市場でも出演作はプレミア化しやすい。再評価が進む今の時代、RUMIKAのような女優の存在がどれだけ貴重だったかがはっきりと分かる。

今の作品に多い“過剰演出”や“テンプレ的なエロ”に飽きている人にとって、RUMIKAの出演作は強烈に新鮮で、“これがAVの原点だよな”と感じさせてくれる。自然体でエロく、明るくて媚びない、だけど視聴者をきっちり満足させる。そんな絶妙なバランスを持った女優は、そう簡単には現れない。ギャル系AVの黄金期を代表する存在であり、今なお色褪せることなく語り継がれるカリスマ、それがRUMIKA。