巨乳 START-240 ある朝目覚めたら世の中が昭和になっていた！？ 不動産OLが沼ってしまった現代では考えられないコンプラ無視のセクハラに枕接待！ 星乃莉子

「ユルユルだった昭和に生まれたかった！」会社の愚痴をこぼしながら寝落ちした翌朝、なんと自宅の家具やオフィスなど、身の回りの全てが昭和に逆戻りしていた！職場で現代では考えられないセクハラに翻弄されるリコ。だが次第にその空気にハマっていき…。 巨乳 星乃莉子

スマホはなく、テレビはブラウン管。オフィスに向かえば、そこにはパソコンではなくタイプライター、灰皿の煙が立ち込める室内。社員たちはワイシャツにネクタイ、女性社員はタイトスカートに肩パッド入りのジャケット。「なんだこれ…？」と戸惑いながらも、リコはすぐに気づく。ここは、昭和の時代。

最初は驚きと違和感でいっぱいだった。デジタル機器のない世界、効率化とは無縁の仕事の進め方、何よりも価値観がまるで違う。令和では考えられないような習慣や考え方に戸惑いながらも、リコは次第にこの時代の空気に馴染んでいく。

リコが勤める不動産会社も、今とはまるで違う文化を持っていた。社内では上司が「よし、飲みに行くぞ！」と半ば強制的に誘い、残業後の飲み会が当然のように行われる。リコは最初、「そんな時間ないし、家でゆっくりしたいんだけど」と思っていたが、実際に参加してみると、思いのほか楽しい。仕事中は厳しくても、飲み会の場では上司も同僚も気さくで、仕事とは関係のない会話で盛り上がる。スマホに気を取られることもなく、目の前の人とじっくり話す時間が心地よく感じられるようになっていく。

一方で、職場の環境には驚くことも多かった。社内でのやりとりは、電話か直接の対話。リコが当たり前に使っていたメールやチャットツールは存在しない。その代わり、上司や同僚との距離が近く、直接顔を見て話す機会が圧倒的に多い。「面倒くさい」と感じる場面もあったが、次第に「人と向き合うって、こういうことなのか」と納得するようになっていった。

さらに、昭和の仕事術にも驚かされる。何でもデータ管理されている現代とは異なり、紙の書類が大量に使われ、手作業での処理が基本。しかし、それによって一つ一つの仕事に対する意識が高くなり、同僚たちの間には今の時代では見られないような独特の連帯感があった。リコは、効率重視の令和とは違う「人の温もり」を感じる職場に、次第に愛着を持つようになっていく。

休日の過ごし方も一変した。スマホもSNSもないため、リコは家で過ごす時間を充実させるようになった。雑誌を読み、レコードを聴き、友人とは手紙を交わす。ファストフードではなく、喫茶店でじっくりコーヒーを飲みながら本を開く時間が心地よい。「せわしなく何かに追われていた現代より、意外とこっちの方が自分に合っているのかも…」と感じるようになった。

もちろん、昭和には昭和の大変さもある。女性の社会的な立場は今ほど確立されておらず、昇進の道も厳しい。情報も限られており、今のように簡単に知識を得ることができない。だが、その分、人と人とのつながりが強く、「生きている実感」があった。

やがてリコは、この時代の魅力にすっかり惹かれていく。「どっちが正しいとかじゃなくて、時代によって価値観は違う。でも、それぞれの良さを知ることで、もっと自由に生きられるのかもしれない」。そう考えるようになった時、彼女は再び目を覚ました。

ベッドの上、目の前には見慣れたスマホ。令和の世界に戻っていた。

だが、リコの中の何かが変わっていた。SNSに振り回されず、人としっかり向き合うことの大切さを知った。仕事もただ効率だけを求めるのではなく、人とのつながりを大事にするようになった。変化の激しい現代においても、自分なりの生き方を見つけたリコ。昭和の世界で学んだことを胸に、彼女は新たな一歩を踏み出していく。

現代の生きづらさを感じている人にこそ届けたい、時間を超えた成長の物語。リコの経験を通じて、過去と現在の違いを楽しみながら、自分らしい生き方を見つけるヒントを探してみてほしい。